紀州熊野蒸溜所
紀州熊野蒸留所の母体であるプラム食品株式会社が創業したのは1969年。梅干し以外の清涼飲料水や菓子、ジャム、ゼリーなどの梅加工品開発が原点。その後、梅酒や梅ワインの製造も手掛け、酒造業にも進出。2019年に今後の50年を見据えて熊野の気候風土から生まれた酒を世界に売り出していく為に紀州熊野蒸溜所を設立。梅の加工や梅酒・梅ワインの製造で培ったノウハウを活かしたウイスキーやジンなどの蒸留酒の製造・販売を開始。
コンセプト
古来より神々の住む聖地よみがえりの地として崇められてきた紀州熊野。ルーツは太古の自然崇拝にあり熊野が大自然に恵まれていることの証でもあります。熊野エリアに位置する本蒸留所は大自然に囲まれた熊野に根ざしたお酒造りを目指しており熊野の水や風土、気候などの特徴を味わいに変換して世界に届けていきたいと考えています。
これまで培ってきた食品・飲料加工技術を基にした既成概念に囚われない発想と和歌山らしさ・熊野らしさを大切に個性的なお酒を生み出し続けられる存在であり続けます。
原料へのこだわり
お酒造りで重要な水は神々が住む山々から流れ湧く清らかな富田川の伏流水を使用。熊野連山に囲まれた自然環境そのままの良質な水です。また富田川流域では温暖な気候や豊かな水資源を生かした梅、みかん、すももなどの果樹栽培が盛んであり、地域の果樹を活用しています。
製法へのこだわり
ウイスキーなどの熟成が必要なお酒は梅からとれる酵母を発酵の際に使用したり、梅の香りが充満する梅の加工場で樽熟成させるなど梅加工品会社だからこその手法を取り入れています。
品質へのこだわり
これまで大手酒造メーカーやビール会社などに果汁や果肉の加工技術ノウハウを提供してきた経験があり、品質への非常に強いこだわりを持っています。徹底的に細部までこだわり、真に品質の良いものを造ってくために様々な観点でのチェックを行い、少しでも納得のいかない部分があれば販売しないです。